困りごと解決・VA/VE提案
薄物・薄板製缶板金のフレーム・カバー板金加工.comでは、工数削減や品質向上などに対するVA/VEの実績が多数あり、設計者のサポートさせて頂いております。
美観
■ 表面処理を行う場合はワークに吊りタップを設ける
棒状の部品にメッキなどの表面処理加工を行なう場合、処理液にワークを浸すことが必要ですが、上記のようにワークに掴みと なる部分が何も無い状態だとうまく固定することが出来ず、メッキ層がうまく形成されません。メッキ形成がうまくいかない場合、修正あるいは製品ロスとなる ため製品コストに大きく影響が出ます。
メッキを行う際には吊り糸を通す穴を設けることが多いですが、上記のような丸棒のケースではタップ穴を設けておき、アイボ ルトを差し込んでメッキの際の吊り具として活用します。アイボルト取り付け箇所は不使用部位もしくは、除去部分で検討することになりますが、メッキの不具 合を抑えるということで、トータルでコストダウンに繋げることができます。
表面処理を行う際には、必ず表面処理を行うためのアイボルト取付け箇所を設けておく必要があります。なぜなら、こうするこ とで表面処理の品質が向上するからです。設計者様は、可能な範囲でメッキ処理などの後加工に配慮した部品設計を行なっていただくことにより、製品全体のコ ストダウンに繋げることができます。