2026.08.06 メディア

七夕の金属灯籠をつくる動画を公開しました|レーザーで切り出す六面の物語

一枚のステンレス板から、七夕の金属灯籠をつくりました。ファイバーレーザーで六面の絵柄を切り抜き、折り上げて六角形に組みます。六つの面は織姫・天の川・かささぎ橋・彦星と、ひとつづきの物語。灯をともすと、抜いた星と天の川が内側から浮かび上がります。約1分半の動画で公開しました。

▶ 再生ボタンを押すと、このページのまま視聴できます(約1分32秒)

この動画のポイントいちばん細い線は0.5mm、模様をつなぎ止める最小ブリッジは1.0mm。装飾品に見えて、やっていることは量産部品と同じです。

PROCESS

下絵から点灯まで、順に収めています

レーザー加工は、出来栄えの大部分が下絵の段階で決まります。今回は六面の展開図と六角ベースを図面に起こし、そのまま加工機のデータにしました。動画の前半は、この図面が金属になっていく過程です。

七夕灯籠の展開図と六角ベースの図面

▲ 展開パネル2枚(各 幅162.1mm × 高さ217mm)と六角ベース(対辺100mm)

切断はファイバーレーザー加工機です。星や短冊のような小さな抜きが連続する形状で、熱の入れ方や切断条件がずれると、細い部分は溶けて丸まり、ブリッジが切れて模様ごと落ちます。細い形状を、形を崩さず狙った寸法で抜けるかどうか。それがそのまま加工精度の話になります。

ファイバーレーザー加工機でステンレス板を切断しているところ

▲ 切断中。0.5mmの細線と最小ブリッジ1.0mmを保ったまま抜いていく


SIX FACES

六面で、ひとつづきの物語

六角形の各面が、七夕の物語の場面になっています。ぐるりと一周すると話が一巡する構成です。

六面の絵柄。織姫・天の川・かささぎ橋・彦星

▲ 左から 織姫/天の川/かささぎ橋/彦星

点灯した七夕の金属灯籠。抜いた星と天の川が内側から光る

▲ 灯をともすと、抜いた星と天の川が内側から浮かび上がる


SPEC

この灯籠の仕様

材質 ステンレス(鏡面仕上げ)
展開パネル 幅162.1mm × 高さ217mm × 2枚
六角ベース 対辺100mm / 外幅114.5mm
加工 ファイバーレーザー切断
最小寸法 細線0.5mm / 最小ブリッジ1.0mm

WHY AUGUST

七夕なのに8月、の理由

七夕は7月7日が一般的です。ただ、東北を中心に、ひと月遅らせて8月上旬に行う地域があります。仙台七夕まつりは毎年8月6日から8日です。

もともと七夕は旧暦7月7日の行事でした。新暦にそのまま移すと梅雨の最中になってしまうため、ひと月遅らせる「月遅れ」や、旧暦の日取りを守る地域が今も残っています。当社も福島に工場を構えており、この動画は月遅れの七夕に合わせて公開しました。


FAQ

よくいただく質問

動画はどこで見られますか

YouTubeで公開しています。尺は約1分32秒です。下絵のデータ化からレーザー切断、折り上げ、点灯までを順に収めています。

どのような加工で作っていますか

ファイバーレーザー加工機による切断です。最も細い線は0.5mm、切り抜いた模様をつなぎ止める最小ブリッジは1.0mmを残しています。

材質とサイズを教えてください

材質はステンレスの鏡面仕上げです。展開したパネルは幅162.1mm×高さ217mmが2枚、六角ベースは対辺100mm・外幅114.5mmです。

七夕は7月なのに、なぜ8月の公開なのですか

東北を中心に、七夕をひと月遅らせて8月上旬に行う地域があるためです。仙台七夕まつりは毎年8月6日から8日に開かれます。もともと七夕は旧暦7月7日の行事で、新暦にそのまま移すと梅雨と重なるため、月遅れや旧暦の日取りを守る地域が残っています。

同じような装飾品や什器の製作は相談できますか

ご相談ください。図面が固まっていない段階でも、用途とイメージからご提案します。お問い合わせフォームまたはお電話でお受けしています。


CONTACT

飾りも、部品も、評価軸は同じです

季節のモノづくりシリーズは、節分・ひな祭り・こどもの日に続いて5作目になりました。題材は装飾品ですが、細い形状を崩さず抜く、折り位置を合わせる、組んだときに歪ませない——確かめているのは、いつもの部品加工と同じことです。

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