2026.02.02 メディア

NCフライス加工・旋盤加工とは|製缶物の仕上げと治具製作を動画で解説

MACHINING | 機械加工

NCフライス加工 × 汎用旋盤加工

自社製作の治具・生爪で、あらゆる形状の製缶物に対応
治具・生爪を自社製作溶接後の仕上げ加工板金から機械加工まで一貫

岩代工業では、板金・製缶だけでなくNCフライス加工や汎用旋盤加工にも対応しています。製缶物の仕上げ加工やフランジの端面仕上げなど、溶接後に必要となる機械加工を社内で一貫して行えるのが当社の強みです。

組立工場で撮影した加工の様子を、短い動画でご覧いただけます。フライスカッターが製缶物を削り出すシーンや、大径ワークが回転する旋盤加工の様子を、それぞれの説明のすぐ横で再生しています。

PROCESS

動画で見る、2つの加工

01組立工場

NCフライス加工

▲ 回る刃物(正面フライス)で、固定した製缶物のフランジ面を削る

フランジ付きの円筒形製缶物を自社製作の治具でしっかりと固定し、フライスカッターで端面やフランジ面を高精度に切削しています。

数値制御(NC)で工具の送り量や切り込み深さをプログラム制御するため、複雑な形状でも品質が安定します。ワークの形状に応じて治具を自社製作し、溶接で組み上げた不規則な形状の製缶物にも対応しています。

02組立工場

汎用旋盤加工

▲ 回る材料に、刃物台の刃物を当てて端面を削る

大型のチャックに製缶物をセットし、端面を切削します。切りくず(切粉)がスパイラル状に排出される様子からも、加工の安定性がうかがえます。

当社の汎用旋盤は最大φ600までの大径ワークに対応。ワークを確実につかむための生爪(なまづめ)を自社製作しています。生爪とはワークの形状に合わせて削り出すチャック用の爪で、真円度の高い把持が加工精度の向上につながります。

BASICS

旋盤加工とは ― フライス加工との違い

旋盤加工(せんばんかこう)とは
材料(ワーク)を回転させ、そこに刃物(バイト)を当てて削る加工。シャフト・フランジ・カラー・ブッシュ・プーリーなど、断面が丸い部品をつくるのに向いています。

刃物を当てる位置と動かし方を変えることで、1台の旋盤でさまざまな形を削り出せます。代表的な加工は次の6つです。

外径削り
外周を削り、軸の太さを仕上げる
端面削り 02の動画
材料の端の面を平らに削る
中ぐり(内径削り)
穴の内側を削り、内径を仕上げる
溝入れ
外周や端面に溝を彫る
ねじ切り
外周や穴の内側にねじ山を削り出す
穴あけ
回転の中心にドリルを当てて穴をあける

フライス加工との違いは「何が回るか」

旋盤加工
材料が回る
刃物は回らずに当たる → 丸い部品が得意

フライス加工
刃物が回る
材料は台に固定して動かす → 平面・溝・角物が得意
旋盤加工 フライス加工
得意な形 丸い部品(軸・円筒・フランジ) 平面・溝・角物の部品
代表的な加工 外径削り・端面削り・中ぐり・ねじ切り 平面削り・溝削り・穴あけ・輪郭削り
POINT実際の部品は丸い部分と平らな部分をあわせ持つことが多く、旋盤で丸く削ってからフライス盤で溝や平面を加工するように、2つの加工を組み合わせて1つの部品を仕上げます。両方の設備が社内にあれば、途中で外注に出さずに済みます。

汎用旋盤とNC旋盤の違い

汎用旋盤
加工者がハンドルを回して刃物を動かす。段取りが早い。
一品物試作現物合わせ
NC旋盤
プログラムで刃物の動きを制御する。同じ動きを正確に繰り返せる。
量産繰り返し精度

溶接で組み上げた製缶物の端面仕上げのように、ワークごとに形や寸法が違う加工は、加工者が状態を見ながら削れる汎用旋盤が得意とする分野です。

岩代工業の旋盤設備

東京都大田区の組立工場に、滝澤鉄工所の汎用旋盤を2台備えています。ベッド上の振り(加工できるワークの直径の目安)が違う2台を、部品の大きさで使い分けています。

滝澤鉄工所 汎用旋盤
TAL-460
ベッド上の振り
460mm
日常的な軸物・中小径の部品
滝澤鉄工所 汎用旋盤
TAL-510
ベッド上の振り
510mm
フランジやプーリーなど径の大きな部品

立形フライス盤・立形NCフライス盤とあわせた組立工場の設備は、組立工場の機械加工設備をご紹介で詳しく紹介しています。

STRENGTHS

岩代工業の機械加工 4つの強み

01
STRENGTH 01
治具の自社製作
製缶物の複雑な形状に合わせて、固定用の治具を社内で設計・製作。標準治具では対応できないワークにも柔軟に対応します。
02
STRENGTH 02
生爪の自社製作
最大φ600対応の旋盤チャック用生爪を自社製作。ワーク形状にぴったり合う爪で、確実な把持と高い加工精度を両立します。
03
STRENGTH 03
板金から加工まで一貫対応
板金・溶接・製缶から機械加工までを社内一貫体制で対応。工程間の外注ロスがなく、品質管理もスムーズです。
04
STRENGTH 04
どんな形状にも対応
丸物・角物を問わず、溶接後の製缶物にも対応した機械加工が可能。仕上げ精度が求められる案件もお任せください。
CASES

こんなご相談にお応えします

ご相談溶接後の製缶物に、フランジの端面仕上げが必要
→
NCフライスで高精度に仕上げます
ご相談大径(φ600まで)の旋盤加工を依頼したい
→
自社製作の生爪で確実にチャッキングします
ご相談板金・溶接から機械加工まで一括で発注したい
→
社内一貫体制でワンストップ対応します
ご相談不規則な形状のワークを固定して加工してほしい
→
治具を自社で設計・製作して対応します

▶ 2つの加工をまとめたショート動画は YouTubeでも公開しています

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