2026.09.28 メディア

後付けの安全カバーは、今ある設備に合わせてつくる|透明カバーと開閉カバーの製作事例を動画で

動いている設備に、あとからカバーを付けたい。けれど市販品は寸法が合わない。——後付けの安全カバーは、たいていここで止まります。
岩代工業では、今ある設備に合わせて、カバーを一からつくります。既設のコンベアに合わせた透明カバーと、開閉できるカバーの製作事例を、約1分の動画にまとめました。

▶ 再生ボタンを押すと、このページのまま視聴できます(約1分5秒)

時刻 章 内容
0:00 導入 今ある設備に、合うカバーを
0:05 困りごと 市販品が合わない。その設備に合わせて考える
0:12 3Dで形を カバーの形を、三次元で確かめる
0:16 実物 コンベアの形に沿ったカバー。中の様子が見える
0:30 周りの部品 カバーのまわりの部品も、設備に合わせて
0:35 別の事例 開閉できるカバー。閉じた状態と開いた状態
0:48 お聞きすること 設備の形・中を見たい箇所・点検のしかた
0:57 まとめ 今ある設備のカバー、ご相談ください

はじめに

市販品のカバーが、合わない理由

安全カバーを付けたい場所は、たいてい「すでに動いている設備」です。コンベアの傾き、ベルトの幅、隣の装置との隙間、配管やセンサーの位置。同じ形の設備は、現場の数だけ違います。寸法の決まった市販品が、そのまま付くことはまれです。

かといって、合わないまま付けると別の困りごとが出てきます。中の様子が見えなくなる。点検のたびに外すのが手間になる。取り付けのために、設備のほうへ穴を開けなければならない。カバーは付けて終わりではなく、その後も毎日そばで人が働く部品です。

動画の主題は一つです。今ある設備に合わせて、カバーはつくれる。材質や構造の細かな選び方ではなく、「合わせてつくる」とはどういうことかを、実物で見ていただくための動画です。

01 形を決める

採寸した形を、3Dで先に確かめる

合わせてつくるには、まず設備の形を知る必要があります。現地で設備を測り、その形をもとにカバーの形を3D(三次元)で組み立てます。

3Dで先に組むのは、取り付ける範囲と、ぶつかる所を製作の前に見つけるためです。カバーは設備のすぐ外側に付くので、数ミリの違いで可動部や周りの部品に当たります。動画の0:12からの画面は、実際にこのコンベアのカバーを設計したときのデータです。

傾斜コンベアのカバーを3D CADで組み立てた画面
動画 0:12 — 実際の設計データ。取り付ける範囲と、周りに当たる所を製作の前に確かめます。

02 実物

コンベアの形に沿って、中が見えるカバー

動画の中ほどでは、完成したカバーを既設のコンベアに取り付けた状態をお見せしています。傾斜のついたコンベアの形に沿って、カバーの形を決めています。

既設の傾斜コンベアに取り付けたカバーを上から見たところ
動画 0:16 — 3Dで確かめた形を実物に。コンベアの形に沿ってつくっています。

このカバーは透明です。コンベアの上をどう流れているかを、カバー越しに目で確かめられます。囲うことと見えることは、材質の選び方しだいで両立できます。

透明樹脂カバー越しにコンベアの中の様子が見えている
動画 0:24 — 透明のカバー越しに、コンベアの中の様子が見えます。

カバーだけでなく、まわりのステンレス部品も、同じ設備に合わせて製作しました。カバーとその周辺を一緒に設計すると、取り合う部分の寸法を社内で詰められます。

透明カバーの周りに取り付けたステンレスの部品
動画 0:30 — カバーの周りの部品も、同じ設備に合わせて製作しました。
この事例は、以下の記事で設計から動作確認までをくわしくご紹介しています。傾斜コンベア周辺パーツの3D設計・製作・動作確認事例。

03 別の製作事例

開け方も、決めておくポイント

動画の後半では、別の製作事例として、開閉できるカバーをご紹介しています。閉じた状態と開いた状態の2枚の写真で、どこがどう開くのかを見ていただけます。

別の製作事例。開閉できる透明カバーを閉じた状態
動画 0:35 — 別の製作事例。閉じた状態です。
同じカバーを上に開いた状態
動画 0:41 — 同じカバーを開いた状態。どこから、どの向きに開くかも設計のうちです。

点検や清掃で中に手を入れる設備では、どこから、どの向きに、どこまで開くかで毎日の使い勝手が変わります。開ける回数が多い場所なのか、たまにしか開けないのか。開けた扉が通路をふさがないか。こうしたことも、形と同じく設計のうちです。


ご相談のときに

お聞きするのは、この3つです

動画の最後でお伝えしているとおり、カバーの形を決めるために、まず次のことをお聞きします。

お聞きすること なぜ必要か
1 設備の形 コンベアや装置の寸法、周りの装置や配管との隙間。カバーの外形と、取り付ける場所が決まります
2 中を見たい箇所 稼働中に目で確かめたい場所があれば、そこを透明にします
3 点検のしかた どのくらいの頻度で、どこから手を入れるか。開け方と開く向きが決まります

図面が無くても構いません。担当者が現地に伺って測ります。「このあたりを囲いたい」という段階からご相談ください。

▶ 安全カバー・設備カバーの製作について

対応している材質、ご依頼の流れ、そのほかの製作事例は「安全カバー・設備カバー」のページでご紹介しています。現地調査・お見積もりのご相談もこちらのページから受け付けています。


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よくある質問

後付けの安全カバーについて、よくいただくご質問

Q.図面が無くても相談できますか?
A.はい。担当者が現地に伺い、設備の形と寸法をその場で測るところから始めます。「このあたりを囲いたい」「ここは中を見たい」といったご要望だけお聞かせいただければ、形にするところは私たちで行います。
Q.カバーを1台だけ、でも頼めますか?
A.はい、1台から承っています。設計から製作まで自社の工場で行っているため、少ない数でもお受けできます。
Q.材質は何に対応していますか?
A.ステンレス(SUS304/316)、鉄板(SS400)、アルミ、樹脂(ポリカーボネート等)に対応しています。どれが合うかは、水や薬品を使うか、中を見る必要があるか、どのくらいの頻度で開けるかによって変わるため、現場を拝見したうえでご提案します。
Q.いま付いているカバーの手直しもできますか?
A.はい。「開口部を広げたい」「点検窓を足したい」「開く向きを変えたい」といった、既存のカバーを使いやすくするご相談もお受けしています。
Q.動画の映像は実際のものですか?
A.はい。コンベアとカバー、周りの部品、開閉できるカバーの写真は、いずれも当社で実際に製作したものです。3Dの画面も、実際の設計で使ったデータです。この動画には生成画像を使っていません。

※ナレーション音声はVOICEVOX Nemo(男声1)を使用しています。

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